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「冷たい校舎の時は止まる(上・中・下)」辻村深月

冷たい校舎の時は止まる (上)冷たい校舎の時は止まる (中)冷たい校舎の時は止まる  (下)

「冷たい校舎の時は止まる(上)」(左)
辻村深月
講談社
2004年6月5日

「冷たい校舎の時は止まる(中)」(真ん中)
辻村深月
講談社
2004年7月5日

「冷たい校舎の時は止まる(下)」(右)
辻村深月
2004年8月5日

勝手に評価:★★★★★
ある雪の日、学校に閉じ込められた男女8人の高校生。どうしても開かない玄関の扉、そして他には誰も登校してこない、時が止まった校舎。不可解な現象の謎を追ううちに彼らは2ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。しかし8人は死んだ級友(クラスメート)の名前が思い出せない。死んだのは誰!?誰もが過ぎる青春という一時代をリアルに切なく描いた長編傑作!(カバーより)

辻村深月デビュー作です。第31回メフィスト賞を受賞。3冊もありましたが、1冊自体の厚みがそれほどなかったのであっという間でした。

いや〜、やられました。ホント、やられちゃいました。この一言しか出てきません(苦笑)。

主要キャラは8人。各人のエピソードが丁寧に描写されていきます。そのエピソードの1つ1つが真相とラストを導くために必要不可欠なものでした。そして、最後にキャラが再集結した時、きちんと各キャラに個性があって、人間らしい血が通っていて。『ホスト』のやったことはいろんな意味で報われたんだと感じました。

『ホスト』は自分のために8人を閉じ込めました。が、結果的にそれぞれが自分自身を見つめ直し、それから先にある未来へと向き合う原動力になってくれました。『ホスト』は8人を恨んだり、妬んでいたんだろうと思います。でも、それを受け止めた8人は決して怒ったり蔑んだりしませんでした。むしろ反省してくれた。そして、『ホスト』を気遣った。この8人が8人ともこの人達で良かったと思います。誰も不幸にならずにすみました。

この作品が一番作者の気合いとふてぶてしさを感じました(苦笑)。やっぱりこの人とこの人の作品が好きです。主要キャラに自分の名前を持ってくる大胆不敵さに惚れ直しました(爆)。
Author: chiro
た行の作家(辻村深月) | permalink | comments(6) | trackbacks(4)
 
 

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コメント:
ちーす。
同じ様に3冊並べようかと思ったけど、買った人が自分で楽しむものだと止めました。
でも並べると、やっぱ綺麗だ!

辻村さんの本は装丁・内容とも、大きな仕掛けがいいね〜!!
comment by: しんちゃん | 2007/03/06 8:58 AM
どれも装丁が素敵ですよね〜!
私は内容も装丁も『凍りのくじら』が一番好きです。
comment by: chiro | 2007/03/06 6:25 PM
「やられちゃった」という感想がまったく同じで同感です…!
いつもそうなんですけどね、辻村さんの本は…。でもこれからもめげずに読みます!そしてやられます!(笑)
comment by: chiekoa | 2007/03/07 4:00 PM
>chiekoaさん
私もめげませんよ!(笑)
デビュー作でここまでやられちゃうと、先行き怖すぎます・・・。
そういえば、著者紹介で出てた辻村さんの写真、3冊とも違う写真でしたね。
これ以降はずっと同じだけど。
comment by: chiro | 2007/03/07 9:52 PM
どうも、初めまして!辻村深月さんで検索していてchiroさんの感想を拝見しました。「冷たい校舎の時は止まる」面白いですよね。デビュー作でこの密度で、上中下巻。すごいとしか言えないです。「ぼくのメジャースプーン」で作者さんを知りました。まだ三冊しか読んでないんですけど、「凍りのくじら」も近く手にとってみようと思います。通りすがりコメントにて失礼しました。
comment by: ロウ | 2007/04/03 7:37 PM
>ロウさん
初めまして!
ぜひまた通りすがっていただけると嬉しいです。

辻村氏の作品は少しずつリンクしているので、できれば順番に読むことをオススメします。
私は遡ったので、わかりづらい部分もありました(苦笑)。
comment by: chiro | 2007/04/04 5:53 PM
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大学受験が押し迫った雪の日、登校した生徒は8人。 学校には誰もいなかった。なぜだ?しかも、学校から出ることができない。 やがて原因に思い当たる。 つい数ヶ月前に自殺したクラスメイト。それを悔やんでるも...
trackback by: booklines.net | 2007/03/05 9:32 PM
冷たい校舎の時は止まる (上)辻村 深月 (2004/06/08)講談社 この商品の詳細を見る 冷たい校舎の時は止まる (中)辻村 深月 (2004/07/06)講談社 この商品の詳細を見る 冷たい校舎の時は止まる (下)辻村 深月 (2004/08/06)講
trackback by: しんちゃんの買い物帳 | 2007/03/06 8:52 AM
冷たい校舎の時は止まる (下)辻村 深月 講談社 2004-08-06 彼らは思い出せない。どうしても“その名”を思い出すことができない。学園祭最終日、学校の屋上から飛び降りて死んでしまった級友は誰だったのか。緊張と不安に包まれ次々と仲間が消える中、抵抗も空しく時
trackback by: + ChiekoaLibrary + | 2007/03/07 3:59 PM
冷たい校舎の時は止まる(上) 冷たい校舎の時は止まる(下) ■やぎっちょ書評 著者が登場人物になる小説って、珍しくはないかもしれないけど最近ではとんと見かけません。 読みはじめて最初「凍りのくじら」でも感じたんだけど、表現の言い回しがなんか若いと感じた
trackback by: "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!! | 2007/09/12 11:18 AM