<< 「スロウハイツの神様(上)」辻村深月*prev
「スロウハイツの神様(下)」辻村深月 >>*next
 

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -
 
 

「イルカ」よしもとばなな

イルカ「イルカ」
よしもとばなな
文藝春秋
2006年3月
勝手に評価:★★★★★

来年の今頃はもう子供がいるのか、と私は不思議に思った。今はまだこの中にいて、いろいろな臓器をわかちあっているのに、もう別々の生き物になる。なんと不思議なことをあたりまえのこととして、生物は生きているのだろう。妊娠、出産……よしもとばななの新境地!まだこの世にやってきていないある魂との出会いの物語。書き下ろし小説。(カバーより)

昨日メールしていた友人に「明日会う時に、貸してた本の返却願う」と言われ、昨夜から今日の午前中まで読んでました(苦笑)。

確かに最初は「読まなくちゃ」という気持ちで読んでましたが、3分の1読了したあたりから、だんだん面白くなってきて波に乗れました。初「よしもとばなな作品」でしたが、癖のある感じも結構好きです。

私は今のところ独身で、妊娠・出産とは縁遠い関係ですが、これを読んで「相手はともかく子供がいるのはいいなぁ」と思いました。まぁ、相手がきちんといてくれるにこしたことはないですが(笑)。

妊娠前から、妊娠中、出産後までの物語なんですが、心理描写がすごく詳しくて、その表現も独特で、前回に読んでいた辻村さんが理系だとするなら、よしもとさんは全く逆の文系なのかなぁという感じです。う〜ん、うまく説明できないんですけど(苦笑)。最初はそれがわかりにくくて、ページを戻ったりしながら読んでました。あ、簡単に言うなら「よしもとばななの哲学」という感じだと思います。

女性特有の物事の捉え方がすごく面白かったし、共感できました。それに、主人公が姉妹の姉の方で、私は妹なので「姉の感覚」ってこんななのかな〜と思って興味深い感じもありました。

子供を宿して、育てていくって、改めて神秘的で素晴らしくて、愛しいことなんだと思いました。そして、コウノトリの代わりにイルカが何度も出てくるのが可愛くて爽やかで、こういうよしもとさんの感覚が好きだなぁと思いました。
Author: chiro
や行の作家 | permalink | comments(2) | trackbacks(2)
 
 

スポンサーサイト

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -
 
 
コメント:
chiroさん、はじめまして。
コメントとTBありがとうございました。

よしもとさんの文章って特徴ありますよね。
きっとある部分だけ抜き取ってあっても「よしもとさんの小説だ」ってわかるだろうなぁって思います。
comment by: なな | 2007/02/12 10:24 PM
いらっしゃいませ、ななさん。
こちらこそさっそく来ていただいて、ありがとうございます。

ある部分だけ抜き取ってもよしもとさんのものだとわかる・・・まさにそうですよね。
最初は読みづらい気もしましたが、なんだか病みつきになりそうです(笑)。
comment by: chiro | 2007/02/13 9:13 AM
コメントを書く:






トラックバック URL:
http://chiro-address.jugem.jp/trackback/26
トラックバック:
イルカ よしもと ばなな 恋愛小説家のキミコ。病気で床にふせり自分が孤独だと感じ、家族について考える日々。好きになった五郎には内縁の妻がいる。これ以上好きになりたくないから距離を置こうと思ったら妊娠していた。 よしもと節全開です。亡くなった大
trackback by: ナナメモ | 2007/02/12 10:23 PM
イルカposted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 6よしもと ばなな著文芸春秋 (2006.3)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る
trackback by: 今日何読んだ?どうだった?? | 2008/01/03 11:23 AM